ABテストとアナリティクス — 数字でLPを改善する

この記事でできること

  • LPのA/Bテストを設定できる
  • アナリティクスでCVRやファネルを確認できる
  • 多言語版LPを自動生成できる

⚠️ ABテスト・アナリティクスはスタンダードプランの機能です。

ABテスト(バリアント)とは

同じLPの**別バージョン(バリアント)**を最大4つ(A/B/C/D)作り、「どちらが申し込まれやすいか」を数字で比較する機能です。**オリジナル(基準LP)**も比較対象に含められます。多言語版(EN/ZH/KO)も同じ枠を使います。

配り方は2通りあります。

  • 自動振り分け(おすすめ): スイッチをONにすると、入口URL1本に来た訪問者を各バリアント(オリジナル含む)へ自動で振り分けます。同じ人は常に同じバリアントを見ます(Cookieで固定)。広告やSNSにはこの入口URLだけを貼ればOKです。
  • 手動で出し分け: 各バリアントの個別公開URLを、媒体ごとに自分で貼り分けます。

バリアントの作り方

  1. LP編集画面上部の「ABテスト」を押し、「ABテスト — バリアント管理」ページを開きます
  2. +バリアント追加」をクリック — 現在のLPがコピーされ、新しいバリアント(B案)ができます
  3. B案の行の**✏️(編集)ボタン**を押すと、その案だけの内容を変えられます。変えられるのは次の4つです:
    • キャッチコピー
    • CTAボタンの文言(例: 「今すぐ申し込む」→「無料で相談する」)
    • CTAリンク(案ごとに申込先を変える)
    • テーマ色(メインカラー・アクセントカラー)

💡 テストのコツ: 1回のテストで変えるのは1箇所だけ。 キャッチコピーもCTAも色も変えると、どれが効いたのか分からなくなります。まずはキャッチコピーかCTA文言のテストが定番で、効果も出やすいです。

🖼 画像のABテストもできます。 編集モーダルの「セクション画像を差し替える」から、選んだセクションだけこの案専用の画像に変えられます(写真のアップロード、または過去の生成履歴から選択)。ファーストビューの画像を変えるテストは効果が大きい定番です。他のセクションはオリジナルと共通のままなので、生成コストはかかりません。「オリジナルの最新内容を取り込む」を押すと差し替えも含めてオリジナルの現在の設定に揃い直ります。

自動振り分けをONにする

  1. バリアント管理ページ上部の「🔀 自動振り分け(ABテスト)」スイッチをONにします(このとき「オリジナル」が自動でテスト参加します)
  2. 表示された「入口URL」を広告・SNSに貼ります(先に基準LPの「公開」が必要です)
  3. 訪問者は各バリアントの配分(重み)の比率で自動振り分けられ、アナリティクスに各成績がたまります(既定は均等。バリアント一覧の「配分(重み)」欄で比率を調整できます。例: オリジナル80/B案20 のように偏らせることも可能)

💡 入口URLにアクセスすると、選ばれたバリアントの公開URLへ自動で移動します(同じ訪問者は毎回同じバリアント)。やめたいときはスイッチをOFFにすれば、基準LPがそのまま表示されます。

配信方式(URLそのまま/URLを変える)

自動振り分けには2つの配信方式があり、スイッチの下のラジオで選べます。

  • URLそのまま配信(共有向き): 入口URLを変えずに、その場で各案の中身を出し分けます。広告やSNSで「1本のURL」を見た目どおり共有したいときにおすすめです。
  • URLを変えて配信(軽量・既定): 選ばれた案の個別URLへ自動で移動します(アドレスバーのURLが変わります)。既定の方式です。

💡 どちらの方式でも、同じ訪問者は常に同じ案を見ます。計測も選ばれた案に正しく付きます。検索エンジンのクローラには常にオリジナルが安定表示されます。

多言語版の自動生成

バリアントページの「英語版」「中国語版」「韓国語版」ボタンを押すと、現在のLPを自動翻訳した別言語バリアントが作られます。

  • キャッチコピー・LP設定のテキストが翻訳されます。画像はそのまま引き継がれるので、翻訳後の言語に合わせたい画像はチャットで再生成してください
  • インバウンド向け店舗・越境ECなどで、1つのLPから多言語展開できます

⚠️ 多言語版の生成はスタンダードプランで利用できます(ABテストと同じ扱いです)。無料プランでは利用できません。

アナリティクス画面の見方

LP編集画面上部の「アクセス解析」(バリアント管理ページでは「分析」)を押すと「LP 分析」画面が開き、直近30日の数字が確認できます。

ABテストを使っていないLPでは「LPの計測」に閲覧数・CTAクリック・クリック率の3つと、流入元・デバイスの内訳が出ます。ABテスト中は、この3つの枠の代わりに下の案ごとの表が出ます。

ABテスト統計

指標意味
閲覧数LPが表示された数
CTAクリック申し込みボタンが押された数
CV外部ページのタグで計測した成果の数(実績が入ると列が出ます)
CVR「勝者を決める基準」で計算した率(既定はCTAクリック÷閲覧数)。バリアント比較の主役

統計的に勝者が確定すると「🏆」で表示されます(データが足りない間は「📊 データ収集中」)。日別の推移グラフで「広告を変えた日」「文言を変えた日」の効果も追えます。

💾 CSVダウンロード: バリアントページ・アナリティクスの「集計CSV」「日別CSV」ボタンで、集計(バリアント別の成績と勝者判定)と日別推移(直近90日)をExcelで開ける形式で保存できます。クライアントへの報告資料づくりにどうぞ。

セグメント別(デバイス・流入元)

アクセスがたまると、アナリティクスにデバイス別(スマホ/タブレット/PC)流入元別の表が表示されます。流入元は、広告URLに付けた utm_source(例: ?utm_source=instagram)があればそれを、無ければ参照元サイトのドメインを表示します。「Instagram経由はB案が強い」のような発見に使えます。

コンバージョン計測(メルマガ登録・外部サンクスページ・外部ツール連携)

CTAクリックより深い成果(メルマガ登録完了・申込完了など)を計測できます。外部の連携ツール(Lステップ等)やご自身のサイトに、計測タグを貼るだけです。

  1. 共通タグを外部ツール/サイトの全ページ共通ヘッダーに貼ります:
<script src="https://lp-board.com/tag.js"></script>
  1. ゴールにしたいページ(登録完了・サンクスページ)だけ、ゴール名を付けたタグにします:
<script src="https://lp-board.com/tag.js" data-lpb-goal="メルマガ登録"></script>

これだけで、LPのCTAから遷移した訪問者がゴールページに到達すると「どの案(A/B)を見た人か」まで自動判別してCVが記録されます。仕組み: LPのCTAリンクに自動付与されるクリックIDをタグが持ち回ります(30日間有効)。

  • 前提: バリアントページの「CTAリンクにクリックIDを付与」がON(既定でON)
  • ゴール名は自由(「メルマガ登録」「資料請求」など)。CV列にマウスを乗せると内訳が見えます。日本語のゴール名が文字化けする場合は、貼り付け先ページの <head><meta charset="utf-8"> があるか確認してください
  • LINE経由の成果はタグでは追えません(LINEアプリを跨ぐとIDが途切れるため)。LINE友だち追加は「LINE計測」を設定すれば自動でバリアント別に集計されます

勝者を決める基準(ゴール)の切り替え

バリアントページの「勝者を決める基準」で、CVR・🏆勝者判定の基準を切り替えられます:

  • CTAクリック(既定)— ボタンが押された率で比較
  • CV(タグ計測) — 上記タグのゴール到達率で比較(実績が入ると選べます)
  • LINE友だち追加 — 友だち追加された率で比較(実績が入ると選べます)

💡 「クリックは多いのに成約しない案」を勝者にしないために、本当の成果(CV・友だち追加)が計測できたらゴールを切り替えるのがおすすめです。

LINE計測ファネル(LINE計測設定時)

LP表示 → ボタンクリック → LINE友だち追加 → 購入

各ステップの人数と通過率が表示されます。どこで離脱しているかが一目で分かるので、改善ポイントの特定に使えます。

落ちている場所改善の打ち手
LP表示→クリックが低いファーストビュー・オファーの見直し(ABテストへ)
クリック→友だち追加が低いLINE登録のメリット訴求を強化
友だち追加→購入が低いLINE配信の内容・オファーの見直し

テスト結果の活かし方

  1. 十分なデータを待つ — 各案およそ100閲覧たまるまでは「📊 データ収集中(あと◯閲覧)」と表示されます。バリアントページには「テスト開始から◯日目」も出るので、判断のタイミングが分かります
  2. 勝ちパターンを反映する — 勝者バナーの2つのボタンを使い分けます:
    • この案に一本化」— 配分を勝者に100%集中します(テストは続いたまま。配分を再調整すれば戻せます)
    • この案を本採用」— 勝者の内容(キャッチコピー・CTA・テーマ)を基準LPそのものに反映します。ABテストをOFFにしても勝ちパターンが残ります。元の内容はその案側に退避されるので、もう一度押せば入れ替えで戻せます
  3. 記録を残す — 「何を変えて、どうなったか」をメモしておくと、他のクライアントのLPにも知見が使い回せます

💡 勝者は自動で判定されます。 各案に十分なデータ(目安100閲覧以上)がたまり、統計的に有意な差(確信度95%以上)が出ると、その案に「🏆 勝者(確信度◯%)」が表示されます。この判定はバリアントページとアナリティクスで共通です。3案以上のテストでは多重比較の補正が入り、まぐれの勝者が出にくくなっています。

「勝率」の見方

バリアント一覧の「勝率」は、その案が全案の中で本当に一番良い確率(ベイズ推定)です。「A案 92%」なら「10回に9回はA案が正解」という読み方ができます。確信度95%を待たずに傾向を掴む参考にどうぞ。データが少ないうちは50%前後をうろつくのが正常です。

🚨「配分の異常」警告が出たら

設定した配分(重み)と実際の閲覧数の比率が統計的にありえないほどズレると警告が出ます。よくある原因は「広告のリンク先を入口URLでなく特定の案の個別URLにしてしまっている」です。このままのデータで勝敗を判断すると誤るため、リンク先を入口URLに直してからテストを続けてください。

🤖 次のテスト案をAIに提案してもらう

バリアントページの「次に何をテストすべき?」で、これまでのテスト結果・デバイス/流入元の実績・LPの中身をAIが分析し、次のテスト案を具体的な文言つきで2〜3個提案します。「この案でバリアント作成」を押すだけで、提案内容が反映されたB案ができてすぐテストを始められます。テストを重ねるほど履歴が蓄積され、提案の精度が上がります。

テストの期間・自動化・履歴

  • 終了日時 — 設定すると、その日時以降は自動でテストが終わり基準LPの配信に戻ります。結果はメールでお知らせします
  • 勝者の自動一本化 — ONにすると、勝者確定と同時に配分を自動で勝者100%にします(基準LPの内容書き換えまでは自動化しません)。勝者確定時には自動化のON/OFFに関わらずメールが届きます
  • 📜 過去のテスト — テストを終了するたびに「期間・何を変えたか・各案の成績・勝者」が自動で記録されます。「何をテストして何が効いたか」の資産になります

一時停止と削除の使い分け

  • ⏸ 一時停止 — その案を振り分けから外しますが、計測データは残ります。「今は配信したくないが、数字は取っておきたい」ときはこちら
  • 🗑 削除 — その案の計測データも一緒に消えます。戻せません

ℹ️ 閲覧数・クリック数は同じ訪問者の再読み込みを除いたユニーク数です。自分で何度もリロードしても数字は増えません。

セクション到達ファネル(どこで離脱したかが見える)

分析画面の「セクション到達」は、各セクションまで読み進めたセッションの割合です(直近30日)。最も離脱が大きい箇所は自動でハイライトされます。ABテスト中はバリアント別の到達率比較も表示され、「どの案が読者を先まで連れて行けたか」が分かります。AIの改善提案(「AIに聞く」)もこの実測を根拠に使います。

期間の切り替えとキャンペーン別CV

分析画面右上で7日/30日/90日/全期間を切り替えられます(ABテストの表だけは「現在のテスト期間」で固定)。広告URLにUTM(バリアント管理の「広告用URLを発行」で作成可能)を付けると、キャンペーン別のCV表でどの広告が成果を出したか分解できます。

ROAS(月ごとの広告費)

広告費は、設定の「その他の計測ツール」→「決済の計測(Stripe)」にある「広告費(ROAS算出用・任意・月ごと)」に月ごとに入力します(ROASは購入が計測されてから表示されます)。分析画面のROASは「選んだ期間の広告経由売上 ÷ 同期間の広告費」で計算され、返金があった場合は売上から差し引かれます。

クライアント向け共有レポート

分析画面下部の「共有レポートURLを発行」で、ログイン不要の閲覧専用レポートを発行できます(スタンダードプラン以上)。数字(閲覧・クリック・LINE友だち追加・セクション到達・ヒートマップ)だけが表示され、設定や売上金額は含まれません。URLはいつでも無効化・再発行できます。

週次レポートメール

毎週月曜の朝9時(日本時間)に、数字のサマリー(前週比・ABテスト状況・大きな離脱ポイント)がメールで届きます。閲覧が1件もなかった週は送られません。

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